「“月額200万円もらえないなら辞めない”とゴネ出して…」 「小林製薬」前会長を引きずり下ろせない納得の理由
強制的に辞めさせられないワケ
背景には、最近になって小林製薬の5.2%の株を取得した香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」の存在もあるとみられている。
「オーナー家である小林一族はグループ全体で約3割の株を保有しています。小林会長を追い詰めてしまって、オアシスと手を組まれたりすると、逆に社外取締役がたたき出されてしまう。高額な顧問料は社内に小林会長をとどめておく引留料ともいえます」(同)
同社に聞いてみると、
「弊社の再建に向けて、小林一雅前会長の知見と経験を生かすことが有用であると判断し、特別顧問の職を委嘱し、処遇を決めております」(広報・IR部)
小林製薬の中間決算発表は8月8日。新経営陣は、このバカ高顧問料をどう説明するのだろうか。