「岩手の恥ですよ」 ”赤ベンツ不倫”広瀬めぐみ議員に「幽霊秘書」問題で特捜部が家宅捜索

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「リモートで…」

 問題の“幽霊秘書”本人は何と答えるか。遠野市にある件の不動産業事務所に彼女を訪ねた。

――広瀬議員の秘書をいつ頃からやっていた?

「22年の12月から昨年8月までです」

――秘書の給与はご自身で全額受け取っていた?

「はいもちろん」

――秘書業務としてはどのようなことを?

「平日はリモートで事務職のほうを。あと、先生の運転手も何回か。土日は盛岡事務所のほうに行って、事務所番などさせていただきました。平日でも盛岡事務所のほうでお休みの方がいれば私が代わりに入ったり」

――秘書業務と不動産業は兼業のような形で?

「そうですね」

――例えば、1週間の中でどれくらい秘書業をやってどれくらい不動産業をやっていた?

「ちょっと私の口からはもうお答えできないので」

 ちなみに、彼女の「兼職届」は参議院に出されていなかった。それについて彼女の夫でもある広瀬氏の公設第一秘書に聞くと、

「(妻の)兼業については広瀬も知っていました。(兼職届が)確認できないということであれば、もしかしたら届け出に不備があったかもしれないです。もちろん勤務実態はあります」

広瀬氏に聞くと…

 夫婦ともども「勤務実態はあった」と口をそろえるのである。広瀬氏本人にも話を聞くため今月上旬の夜、自宅を訪ねると、駐車場にはあの赤いベンツが。ラフな格好でスーパーの買い物袋を提げ、歩いて帰宅した彼女に“幽霊秘書”の勤務実態について問うと、

「さまざまな形で働いていました」

 その後、文書でもこう回答した。

「『実質的な勤務実態がない』などということはありえませんし、まして『幽霊秘書』などではありません」

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が苦言を呈す。

「公設秘書の給与はもちろん公金が原資です。それが十分に秘書業務をやっていない人物に支払われていたのが事実ならば、有権者の信頼を裏切ることにもなりかねません」

デイリー新潮編集部

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