【南くんが恋人!?】高橋由美子と武田真治が懐かしい…「VFX全盛の時代に、映像がショボすぎる」

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 今期の夏ドラマ「南くんが恋人!?」(テレビ朝日)は、これまで4回もドラマ化された人気漫画「南くんの恋人」の男女逆転バージョンだ。ところが、今作は視聴率がついてこない……。

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 過去4回放送された「南くんの恋人」は内田春菊氏の同名マンガが原作。平凡な高校3年生の“南くん”と、突然として身長15センチになってしまった“ちよみ”の同棲生活を描いた青春恋愛ドラマだ。歴代の「南くんの恋人」は表の通りだ。

 今回はタイトルを「南くん“が”恋人!?」と改め、小さくなるのは南くんと男女逆転することに。民放プロデューサーは言う。

「視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)は7月16日の初回4・6%を皮切りに、23日の第2話が3・3%と早くも打ち切りレベルです。脚本は30年前の第2作と同じく今やベテランの岡田惠和さん。脇を固める助演陣は、加賀まりこ、木村佳乃、室井滋、沢村一樹、そして第2作で南くんを演じた武田真治がちよみの義父役で出演と、歴代の中でも最も充実していると言っていいでしょう。彼らに比べると、主演の飯沼愛(20)と八木勇征(27)は弱いと言わざるを得ません」

 歴代作品では、ちよみ&南は人気者が演じてきた。

青春ドラマの金字塔

「初代は石田ひかりと工藤正貴、第2作は高橋由美子と武田真治、そして第3作は深田恭子と二宮和也という大物コンビでした。第4作も山本舞香と中川大志を起用していますが、深夜帯での放送だったために数字には恵まれませんでした」

 中でも名作と誉れ高いのが第2作だという。

「“20世紀最後の正統派アイドル”と称された高橋由美子がちよみ、第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得した武田真治が南くんを演じ、初回18・0%、平均15・6%と高視聴率を記録しました。フジの月9やTBSの日曜劇場とは全く毛色が異なる青春ドラマの金字塔として、今も語り継がれています」

 恋人の一方が身長15センチになることから特撮が欠かせないが、30年前はどんな感じだったのだろう。

「当時はまだテレビ画面が3:4のアナログ放送の時代でした。クロマキー合成がようやく形になり出した頃です」

 青色や緑色の背景を使って撮影し、背景だけを他の映像と合成するクロマキー合成の技術が、テレビドラマでも応用されるようになったのだ。

「バックの映像がきれいに抜けず、苦しみながら創意工夫で乗り越えていました」

 南くんを30年前に演じた武田は、当時の撮影を振り返り、テレ朝の番組ホームページにコメントを寄せている。

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