総理候補に急浮上の「コバホーク」こと小林鷹之議員 本人も「いつかは日本のリーダーに」

国内 政治

  • ブックマーク

推薦人は

 そこで、総裁選の出馬に必要な党所属の国会議員20名の推薦人は旧二階派を中心に集めるのか、広く若手から募るのかと問えば、

「ハハハ、仮定の話が多いですね」

 とけむに巻きつつ、

「今、自民党は本当の危機を迎えています。それは日本の政治が危機だということでもある。だからこそ、9月にあるであろう総裁選では、それぞれの候補者が“どうやってこの国の将来の活路を切り開いていくのか”をかんかんがくがくと議論し、意見を戦わせる場にするべきです」

 などと述べる。さらに、

「旧来の総裁選のように派閥がまとまって行動したり、旧派閥の力学で総裁選の結果が決まったりするような、そんな総裁選では絶対にあってはなりません」

 とも訴える。

「あだ名は気に入っている」

 最後に例の二つ名については、

「気に入っています。小林=コバ、鷹=ホーク、ということですよね。ちなみに、“鷹之”という名前は親が付けてくれたのですが、父は鷹の字を米沢藩主の上杉鷹山(ようざん)から採ったと言っていました。物事を高いところから大局的に見てほしいとの思いから、命名してくれたそうです」

 爪は極力隠しながらも、遠くを見晴るかす冷徹な鷹の視線は、総理の椅子を捉えているか。

週刊新潮 2024年7月25日号掲載

ワイド特集「光と影」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。