総理候補に急浮上の「コバホーク」こと小林鷹之議員 本人も「いつかは日本のリーダーに」

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 米国製の巡航ミサイルといえば「トマホーク」だが永田町で最近、話題に上がるのが「コバホーク」である。一部では、あのシンジロウより有望株との呼び声も高く、次の自民党総裁選に推す同僚議員も現れ始めているという。

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「コバホーク」とは、小林鷹之・前経済安全保障担当相(49)のあだ名だ。名門開成中・高から東京大学法学部に入学。卒業後は大蔵省に入省し在籍中、米・ハーバード大学ケネディ・スクールに留学して公共政策学修士を取得した俊英である。2012年衆院選で、千葉2区から出馬して初当選。現在は4回生だが、

「若手のホープといえば、当選回数5回の小泉進次郎元環境相(43)でした。しかし進次郎は、記者会見での受け答えなどでみそを付けてもはや“総理の器ではない”と見る向きもある。その代わりに、若手筆頭として台頭してきたのがコバホークです。経済安保相時代の国会答弁もそつがなく、進次郎にはない安定感があります」(政治部デスク)

「いつかは日本のリーダーとして」

 自民党の若手・中堅からの支持に加えて、小林氏は旧二階派でありながら、麻生派の重鎮、甘利明・党経済安保推進本部長(74)の覚えもめでたく、

「支持率急落中の岸田文雄総理(67)を見限り、次の総裁に推す声が、少なからず上がっています」(同)

 待望論が、にわかに盛り上がりつつあるというのだ。小林氏本人に話を聞くと、

「たしかに同僚議員からも“総裁選に出るのか”と聞かれるようになりました。総裁選候補に名前が挙がること自体はありがたく思っていますが、現時点では、自分の政治家としての能力を高めていかなければいけないとの思いに尽きます」

 実に慎重かつ、殊勝にそう答える。もっとも、加えて言うには、

「最近、小学校の卒業文集を読み返してみたところ、そこには“将来、総理大臣になってアフリカの難民を救う”と書いてありました。小学生だったので政治とは何なのか、よく分かっていない状態で書いたみたいです。ですが、国政に挑戦しようと志した時から、いつかは日本のリーダーとして国のかじ取りを担いたいとの覚悟は持ってきました」

 明言せずとも、総裁選出馬の意欲をうかがわせるのだ。

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