「石丸氏は4年後にメディアを出禁にできるか」 中央政界が恐れている唯一のこと

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僕が都知事選出るとなったらどうなると思います

 東京都知事選で約165万票を獲得して2位に入った前広島県安芸高田市長・石丸伸二氏(41)のメディア露出が続いている。さまざまな評価があるようだが、最大の注目である今後の政界進出について、永田町の面々はどう見ているのだろうか。県幹部による告発文書問題に揺れ、「おねだり」「パワハラ」などといった言葉と共に報じられている兵庫県知事の斎藤元彦氏にも触れながら、展開してみよう。

 石丸氏は選挙後、「サンデージャポン」(TBS)、「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)など、多くの情報番組に出演。そこでの一挙手一投足もネットメディアで報じられ、「時の人」となっている。

 自身のYouTubeチャンネルでも生配信に登場。7月16日にはこんな発言をしている。少し長いが紹介してみよう。

《僕が都知事選出るとなったらどうなると思います? ダークホース的な扱い? いや本命でしょ。自分で言うのは恥ずかしいけど。しかし4年たった時、45歳。大本命じゃない》

中央政界の見方

 発言はこう続く。

《普通に客観的に言ってですよ。メディアは扱わざるを得ないんですよ。でしょ? ここから知名度とか上げるのは必要なくて。むしろ逆なんですよ。放っとけば、自分がもてはやされるんですよ。この行列に並んでいると。ターンが来る》

《4年たちました。何て書くのかな、メディアは。雪辱なるかって書くのかな。リベンジとか言葉が踊るわけですよ》

 そして、選挙特番での噛み合わないやりとりなどが話題になった日テレ、TBS、テレ朝を例にあげ、

《絶対取材受けませんからと宣言する。困るでしょ。どうします? その時の偉い人。考えてなかったでしょ? ものすごいカウンターが来るでしょ。そのカウンターを予見してないのがおごりなんですよ》

 一連の発言について、中央政界はどのように受け止めているのか。

「与野党の政治家や官僚とのやり取りの中では結構、話題にのぼりますね。気になって仕方ないというよりはむしろ、情報が流れてくるので目や耳に入ってくるから認識しているといった印象でした」

 と、政治部デスク。

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