「代表入りは厳しくなった」 逮捕の佐野海舟の今後は…「ドイツではプレーできる可能性が高い」

スポーツ

  • ブックマーク

 7月14日、逮捕されたサッカー日本代表MFの佐野海舟(23)。これで選手生命が絶たれたかと思いきや、意外にもそうはならないと見る向きがある。今後はちょうど移籍が決まっていたドイツで、現役を続ける可能性が高いというのだが、その理由とは――。

 ***

 佐野容疑者のドイツ1部マインツへの完全移籍が発表されたのは7月4日。東京・湯島のホテルにて事件が発生したのは14日未明で、逮捕はその直後だった。21日から始まるマインツでの練習の前に、一時帰国していた折であったという。

「彼は、幼なじみの山本泰己容疑者(24)と竹内迅人容疑者(23)の二人と共に、30代女性に暴行を加えた疑いで逮捕されました。彼ら三人はそろって現場におり、集団で行為に及んだとみられています。佐野容疑者はおよそ容疑を認めているそうですが、三人の間には同意の有無などの認識に相違があり、今も勾留が続いているとのことです」(社会部記者)

 この先については、

「被害女性の精神状態が不安定なようで、公判の維持が難しいと思われます。よって、示談で済ませるために、勾留満期をもって起訴猶予処分となるのではないでしょうか」(同)

 嫌疑が残りながらも不起訴となった暁には、佐野容疑者は移籍が決まっていたドイツでプロ選手を続ける公算が大きいのだとか。

疑わしきは罰せず

 ドイツのサッカー事情に詳しいジャーナリストはこう見解を述べる。

「ヨーロッパでは疑わしきは罰せずという考え方が強く、性犯罪であっても有罪判決を受けないかぎり、そう簡単に選手生命は絶たれません。たとえば、ドイツ1部シュトゥットガルトのアタカン・カラソル選手(27)も2年前に逮捕され、身柄を6週間拘束されたことがありましたが、保釈された後はプレーを続けています。佐野容疑者も不起訴になればすぐドイツに渡り、チームに合流するのでは」

 仮にその後、佐野容疑者がドイツで成功を収めたら、再び日本代表に呼ばれるのだろうか。

次ページ:「代表に呼ばれるハードルは高くなった」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。