“上映時間58分”のアニメ映画「ルックバック」が異例の大ヒット 日本人の心に刺さった「時代性」というキーワードと専門家が指摘する「作品のもつ新しさと普遍性」
劇場版アニメ「ルックバック」が異例のヒットを見せている。公開から約1月で興行収入12億円、観客動員数は70万人に達し、その勢いは海を越え、9月から韓国でも公開が決定。上映時間わずか58分の“小作品”が並みいる「大作」を押しのけ、興収ランキングでトップを飾った裏にある「新しいヒットの法則」とは。
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6月28日に公開された「ルックバック」の原作は、漫画「チェンソーマン」で知られる藤本タツキ氏による同名タイトルの読み切り漫画だ。...