「貧乏な患者からはお金を受け取らなかった」「信号無視を命じられて捕まることも」 徳洲会病院・徳田虎雄の功と罪【追悼】

国内 社会

  • ブックマーク

 青年は故郷を離れる際、万人に医療を届けるという崇高な志を抱いていた。実際、彼は全国各地に病院を展開。日本最大の医療グループを一代で築いたのである。一方で金権選挙とは縁を切れず、東京地検特捜部の標的にもなった。功罪相半ばする生涯を振り返る。

 ***

 医療法人「徳洲会」創設者で元衆議院議員の徳田虎雄氏が今月10日、86歳で亡くなった。全身の筋肉が徐々に動かなくなる進行性の難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い、神奈川県の徳洲会湘南鎌倉総合病院で闘病中だった。...

つづきを読む