株高の陰で盛り上がる意外な投資先…資産価値の高い「アート」を手に入れるための知られざる3つのポイント

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いま最も勢いのあるアーティスト

 では、徳光氏がこれから注目したいアーティストはいるだろうか。

「私たちが運営するタグボートはオンラインギャラリーとして始まりましたが、リアルのギャラリーも東京・日本橋で展開しています。そこでこの5~6月に、Mika Pikazoというアーティストの個展を開きました。X(旧Twitter)のフォロワーが約120万人、Adoのアルバムのビジュアルを担当したり、企業とのコラボレーション作品も多数ある、いま最も勢いのあるアーティストと言っていいでしょう。4週間の会期におよそ1万人の来場者があって、作品やグッズもたいへんよく売れました。イラスト・漫画・アニメを想起させる作品はこれまで、アートマーケットに乗りづらい面がありましたけど、流れは変わりそうです。イラスト・漫画・アニメなどにこそ日本独自のクリエイティビティがあり、それらも油彩や水彩、彫刻などを含めたファインアートの一ジャンルだと言われるようになっていくでしょう。Mika Pikazoに代表されるような作品が、これからアートマーケットを席巻する可能性は大いにあります」

「投資としてのアート」を始めるのに、いまはなかなかいいタイミングということのようだ。

山内宏泰/ライター
1972年、愛知県生まれ。美術、写真、教育などを中心に各誌、ネット媒体に執筆。著書に『写真を読む夜』、『大人の教養としてのアート入門』など。

デイリー新潮編集部

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