「母がだまされ、3000万円奪われた」「殺してやりたい」 紀子さまの弟が役員の会社に金銭トラブル 代表にだまされた人物が怒りの告発

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元取締役に特殊詐欺で捕まり会社を去った人物が

 怒りが収まらない荒殿代表はこうまくし立てつつ、元取締役に特殊詐欺で捕まり会社を去った人物がいる旨を自ら明かすのだった。

――NHKでプロデューサーをされていましたか。

「違います。私は制作会社です。NHKとは一切資本関係はございません」

――ご自宅の登記簿を見ると過去に何度も差し押さえを受けていますが。

「川嶋さんの件だと思って電話を受けましたが、趣旨がズレていましたので、明日、弁護士を通じて電話させていただきます」

 最後に荒殿代表はこう述べて通話を切った。翌々日、弁護士を通して文書で届いた回答は以下の通り。

「川嶋先生にはコロナ禍の前までアドバイス業務(ママ)を頂いていました。しかし、コロナ禍で助力を得ることが難しくなり、終了しました。21年9月、弊社の顧問弁護士を通じて川嶋先生には辞任届をお送りしましたが、まだ返信をいただいておらず、登記上はそのままになっていました。また、弊社は現在、相手方パートナーとの未精算の金銭やトラブルはありません」

「被害者に対して賠償義務を負う可能性が」

 一方の川嶋氏からは期日までに回答はなかった。

 川嶋氏がグッドソイルの取締役であることの責任について、企業法務に詳しいウィンズロー法律事務所の今田覚代表弁護士はこう解説する。

「たとえ、名義を貸しただけの“名目的取締役”であっても、被害者に対して賠償義務を負う可能性があります。特に、多額の役員報酬を得ていたり社会的地位が悪用されることを容認していたりすれば、言い逃れはできないでしょう。他の取締役の行為についても連帯して賠償義務などを負う立場にあるという意味で、取締役には重い責任が課せられているのです」

 将来、悠仁さまが即位された暁には、川嶋氏は“天皇の叔父”となる。秋篠宮家や宮内庁はそんな御仁を、このまま放っておいていいのだろうか――。前編「『1億5000万円以上投資したのに…』 紀子さまの弟が取締役の会社で金銭トラブルが」では、川嶋氏が取締役を務めるグッドソイルグループで役員大量解任という異常事態が起こっていることや、過去に同社に多額の金銭を投資し、同社の代表である荒殿忠一氏と金銭トラブルを抱える人物の告発を紹介している。

週刊新潮 2024年7月25日号掲載

特集「『次代の天皇』の叔父が危うい 『紀子さま』不肖の実弟『川嶋舟』東農大准教授の会社が金銭トラブル」より

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