「母がだまされ、3000万円奪われた」「殺してやりたい」 紀子さまの弟が役員の会社に金銭トラブル 代表にだまされた人物が怒りの告発
川嶋氏に話を聞くと…
例えば、同社の元取締役によれば、
「グッドソイルはピーナッツペーストを販売しているのですが、その原料を作る畑が東広島市にあり、かつて現地の酒蔵で試食会を開いたことがありました。そこに川嶋さんがいらっしゃったんです。会には15~20人ほどが参加していましたが、荒殿は川嶋さんについて“この方は紀子さまの弟で皇室と縁があり、弊社に携わってもらうことになりました”と説明していました」
さて、さまざまな疑惑について尋ねるべく川嶋氏本人の携帯電話を鳴らすと、このように答えた。
――登記簿を確認した限りでは、現在も川嶋さんはグッドソイルの取締役でいらっしゃいます。
「それは、外れるように手続きしているはずです」
――つまり、本当はすでに辞任しているけれど、その事実が登記簿にはまだ反映されていない、ということでしょうか。
「おそらく……」
――では、辞任したのはいつ頃でしたか。
「およそ2~3年前だったと思います」
――どのような経緯でグッドソイルと関わることになったのでしょうか。
「現時点では関わっていませんので、お答えを控えさせていただければ、というところです」
食い違う言い分
しかし、以上のように答えた川嶋氏への取材と同時に、別の本誌(「週刊新潮」)記者が荒殿代表の携帯電話を鳴らすと……。
――川嶋さんとはどのようなご関係ですか。
「今、レモンを作っているところで、(川嶋氏に)参加していただいています。一緒に土を見たり、分析したりと、諸々のアドバイスを頂戴しております」
――なぜ、貴社のホームページに川嶋さんの名前が載っていないのですか。
「ご本人の希望で、自分は有名人だから表に出さないでほしいと。私たちも別に(川嶋氏を)利用するつもりはありませんので」
――現在も川嶋さんは貴社の取締役ですよね。
「はい。登記上でそうなっております。仕事でのご協力をいただいているというだけの関係です」
この通り川嶋氏とまったく異なる話をするのだった。そして一旦、荒殿代表は移動中だからと通話を切り、3分後にかけ直してきた。すると、声を荒らげながらこう怒り出したのだ。
「なんでウチの会社が週刊誌なんかに調べられないといけないんでしょうか。ウチの中身を知りたいのなら、取材として正式に来られたらどうですか」
――相次ぐ取締役の解任や金銭トラブルについてはいかがですか。
「新潮さんは、全国のそういう取締役が解任された会社に、電話をされているんですか。トラブルって何のことを言っているんでしょうか。もうだいたい、誰がどんなルートで喋っているか分かりました」
[2/3ページ]