首都圏マンション“3年ぶり下落”のカラクリ 「ついに不動産バブル崩壊」は見当違い?

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 7月22日に不動産経済研究所が発表した、首都圏1都3県の「新築マンション1戸当たりの平均価格」が話題だ。発表されたデータによれば、2024年1月~6月期の東京23区の平均価格は16.3%下落し、1億855万円だという。これを受けての“3年ぶりの下落”報道に、さっそくSNS上などでは「ついに不動産バブル崩壊だ!」といった意見が出ているが、不動産関係者の見方は――?

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 まず1都3県全体のデータから見ると、1戸当たりの平均価格は7677万円で、前年同期と比べ13.5%の下落となる。...

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