「コア視聴率」と「100キロマラソン」に日テレは真っ青…今年の「FNS27時間テレビ」は業界でどう評価されたか

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「テレビ最高~!」

「チャリテーマラソンはネット上で『演出・感動の押しつけ』などと揶揄されています。サバイバルマラソンは夜中と午前中に走ったことで、『酷暑の中を走らせるな』という批判も上手くかわしました。一方、本家のチャリティマラソンは、わざわざ気温がピークの13~15時ごろに追い込みをかけるわけですから、この差は大きい」

 司会にも考えさせられるところがあったという。

「『27時間テレビ』は重鎮のMCを置かず、霜降り、チョコプラ、ハナコという若手芸人のMCで乗り切りました。特に霜降りの粗品(31)は、前半こそ暴言や無茶ブリなどもありましたが、最終的にはしっかりと番組を仕切った。チョコプラの松尾駿(41)と長田庄平(44)は、上手くサブに徹しフォローに回った感じも良かった」

「24時間テレビ」は羽鳥慎一アナ(53)と水卜麻美アナ(37)の2人で10年を務め、今年はそこにくりぃむしちゅーの上田晋也(54)が加わる。

「正直言って、10年続けてきたマンネリと古くささを感じざるを得ません。今年の『24時間テレビ』のプロデューサーは、顔面蒼白かもしれません。『27時間テレビ』は素直に感動できましたからね。日テレも感動の押しつけや演出をそぎ落とすべきでしょう。でなければ、日テレが信条とするコア視聴率で、『24時間テレビ』は負けてしまうかもしれません」

「27時間テレビ」のラストで霜降り・せいや(31)は「テレビ最高~!」と叫んだ。

「フジは今年1月クールの個人視聴率がテレビ東京にも抜かれ、どん底となりました。しかし、営業が重視するコア視聴率では、『新しいカギ』や『千鳥の鬼レンチャン』、深夜アニメ『鬼滅の刃』などで高視聴率を上げています。特番の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』も上位を伺っています。そしてこの『27時間テレビ』で、ようやく数字と形に表れました。『テレビ最高~!』という叫びは、フジのみならず地上波の復権を願う我々テレビマンにとっても頼もしい言葉でした。YouTubeやネットで、これだけのお祭りにすることなど無理ですから」

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