妻の連れ子に迫られて、妻の妹と不倫して… 40歳夫の“自己満足”が招いた「人生2度目」の悲劇
自分だけが置いてきぼりに…
離婚届はすぐに送られてきた。ぼんやりそれを見ていると、美帆さんから「今までありがとう」というメッセージが入った。一気にふたりに捨てられた。それも姉妹に。
「どちらにも連絡することはできなかった。今も今日子は店をやっているようですが、寄ることもできない。僕、つい先日、40歳になったんです。出会ったときの今日子と同じ年齢になりました。一回り年下の僕を、あのころ不惑の彼女は、どんな目で見ていたんでしょう」
みんなそれなりに大人になった。自分だけが置いてきぼりにされているような気がする。僕は家族ごっこをしていただけだったのだろうか、そもそも家族などもたないほうがよかったのだろうか。僕だって必死に生きてきたと彼は言う。
「正直に言うと、自分がしたことの罪深さを実感できないでいるんです」
彼は低い声でつぶやいた。
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2度目となる“家庭崩壊”で、またもひとりぼっちになってしまった周一さん。育った家庭がバラバラになっていった経緯、妻の今日子さんとのなれそめは【前編】で紹介している。
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