“令和の配信王”お笑い芸人「永野」が奇跡の再ブレイク! 民放キー局関係者が明かした「永野さんの“毒舌”がいまのテレビとマッチし始めている」

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「自分はみじめです」

 俳優の斎藤工がテレビで観た永野を高く評価し、自身がプロデュースした映画に永野を起用。以降、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)への出演が決まるなど、風向きが変わり始めたという。

 最初のブレイクは長くは続かなかったが、49歳にして配信の世界で復活を果たし、いまや一度は“干した”側のテレビから声がかかるミラクルを起こした永野。今さらながら永野に熱い視線を送り始めたテレビ局側の思惑について、民放キー局局員がこう話す。

「業界では、いまの永野さんの毒舌は再ブレイク前の有吉(弘行)さんを彷彿とさせると評判です。ただし同じ噛みつくにしても、49歳の永野さんがやると、若手芸人にありがちな“爪痕を残す”といった切羽詰まった感はなく、むしろ“偏屈オジサンの放言”とでもいったコミカルさを生んでいる。永野さん自身がメディアの取材に『“自分はみじめです”と一段低い立場から悪口を言うようにしています。ひとをただ傷つけるような芸は絶対にしたくない。ひとを傷つけないギリギリのラインを狙うのがおもしろい』と語っていたように、テレビのコア視聴層である50代以上は永野さんの毒舌をエンタメとして捉えているフシがある。“ホワイト化”のすすむテレビで、永野さんの笑いは許容範囲ギリギリながら“最高のスパイス”になると考えている」

「自分は高校時代から変わっていない」と公言する永野だが、ブレずにやり続けることで、時代の側が折れることもある――。芸人にとっては“希望の星”だろう。

デイリー新潮編集部

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