「小泉進次郎」は5回戦、「北村弁護士」は8強進出! 高校野球「夏の地方大会」で活躍した“有名人列伝”
なにかと話題の小泉進次郎・衆議院議員も元球児
第4次安倍第2次改造内閣と菅義偉内閣時に環境大臣を務めた小泉進次郎氏も、神奈川・関東学院六浦高時代は二塁手で、3年時は副将も務めた。
3歳年上の兄(俳優・タレントの小泉孝太郎。同じく関東学院六浦野球部に在籍)の影響で小学2年のときにソフトボールを始め、高校まで野球を続けた小泉氏は「二塁は1球1球、投手の後ろのカバーに入ったり、キャッチャーの配球を見ながら守備位置を変えたり、『もう少し前へ来い』とか『後ろへ行け』とか指示したり。とにかく全くアンテナを下ろす暇がない。その発想が今の仕事に向いているような気がします」と回想している(2018年7月28日付・日刊スポーツ『野球の国から・高校野球編』)。
高2のとき、松坂大輔がエースだった横浜と練習試合で対戦し(松坂は登板せず)、高3のときは、練習試合で同校に勝利したこともあるチームは、1999年春の神奈川県大会で8強入りし、夏は第2シードだった。
初戦(2回戦)の小田原戦、1番セカンドの小泉は、3打数1安打2打点を記録し、5対0の勝利に貢献。3回戦では逗葉に延長10回の末、2対1、4回戦では好投手・蕨迫淳を擁する百合丘を6対2で連破し、ベスト16に駒を進めた。
百合丘戦では、1対1の7回、「思い切りバットを振り抜いていこう」という監督の指示に応え、先頭打者・小泉が一塁近くで大きくイレギュラーバウンドする二塁打で一挙5得点のビッグイニングをもたらした。
だが、5回戦の南戦では、前半の5点リードをひっくり返され、6対7と無念の逆転負け……。秋・春ともに敗れた優勝候補・桐蔭学園との雪辱戦まであと1勝というところで、涙をのんだ。
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