数字が減っていく通帳を見て「家賃、払えるかな…」 元日テレ・魚住りえアナが明かす「フリー」の厳しさ

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40、50代は試行錯誤

 そして「魚住式スピーチメソッド」を確立できました。実は、パンフレットもホームページも、知り合いがボランティアで作ってくれました。「成功するまで応援するから」「お礼は後でいいから」と言ってくれました。涙が出ました。私を信用して応援してくださった方達には、一生頭が上がりません。

 パンフレットは友人達が色んなところで配ってくれたり、知り合いのレストランなども含め、お店に置いてもらったりしました。スピーチレッスンも会社の研修として契約してくれたり、レッスン場所も最初は無料で貸してもらったりしていました。

 40、50代は試行錯誤しながらも、本当に周囲の人から助けていただきました。とてつもない深い感謝の思いと、それを裏切ってはいけないという思いで走り続けています。

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 第4回では、魚住さんが「怖かった」という父について、自らの性格について語る。

魚住りえ
1972年、大阪府生まれ、広島県育ち。95年日本テレビに入社。「ジパングあさ6」「所さんの目がテン!」などを担当。2004年に日本テレビを退社し、フリーで活動する。著書に『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』など。

デイリー新潮編集部

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