3年前の悪夢がよみがえる…テレ朝・新番組「有働タイムズ」に日テレ幹部が渋い顔をする理由

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 日本テレビの平日夜の報道番組「news zero」のメインキャスターを3月いっぱいで卒業した有働由美子アナ(55)。10月からはテレビ朝日で日曜夜に始まる報道番組「有働タイムズ」のキャスターに就任することが発表された。寝耳に水の発表に、日テレサイドには地団駄を踏む者もいたとか……。

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 日テレ関係者は言う。

「視聴率の低迷が続いたため有働アナには『news zero』を降板してもらいましたが、その代わり4月から音楽番組『with MUSIC』を立ち上げ、MCを担当してもらっています。もちろん彼女のこれまでの功績を評価してのことです。ですが、彼女も彼女の所属事務所の社長も、それだけでは満足していなかったんでしょうね」

「with MUSIC」が放送されている土曜夜8時台は、そもそもは事務所の先輩・くりぃむしちゅー(上田晋也=54、有田哲平=53)のレギュラー番組「世界一受けたい授業」の枠だった。

「そこもまた、所属事務所のご機嫌を損ねた原因かもしれません」

 有働アナが所属するナチュラルエイトは、少数精鋭の芸能事務所として名高い。所属タレントは、くりぃむしちゅー、マツコ・デラックス(51)、そして有働アナ。それ以外は、映画パーソナリティのコトブキツカサ(50)とお笑いコンビのエイトブリッジ(別府ともひこ=34、篠栗たかし=38)がいるだけだ。社長の大橋由佳氏は元々くりぃむしちゅー(当時は海砂利水魚)のマネージャーで、彼らと共に独立したという。

3年前にも同じことが

「業界では超やり手の社長として知られています。くりぃむしちゅーとマツコ・デラックスを人気者にし、彼らだけでどれだけのレギュラー番組を抱えていることか。しかも、有働アナが出演する番組も含め、それぞれの番組が全く被らないのがすごい」

 ナチュラルエイトは、くりぃむ、マツコ、有働アナだけで、民放キー局で週に17本、10月からは「有働タイムズ」が加わり18本ものレギュラーを抱えることになる。

「有働アナの『news zero』の降板が決まるとすぐ、ナチュラルエイトはテレ朝に企画書を持ち込み、新番組をスタートさせることに成功したようです。日テレ上層部もこのことを全く知らず、テレ朝の発表に『やられた!』と悔しがったそうです」

 とはいえ、有働アナは日テレ専属のアナウンサーではない。平日夜の「news zero」が週1回の「with MUSIC」になったのだから、他の仕事を探したっていいのでは?

「実はこれが初めてではないのです。3年前の8月30日、日テレはくりぃむの上田晋也が16年半も司会を務めた『おしゃれイズム』を打ち切り、山崎育三郎が司会の『おしゃれクリップ』をスタートさせると発表したのですが、その翌日の31日、テレ朝がくりぃむしちゅーの新番組『くりぃむナンタラ』を同じ日曜夜10時にスタートすると発表したのです。この時も日テレ上層部は頭を抱えていました」

 当時、デイリー新潮も「上田晋也を巡る仁義なき戦い テレ朝のえげつない起用法に日テレは仰天」(2021年9月12日配信)と報じていた。

「日テレとテレ朝は、視聴率三冠王の座を巡って熾烈な争いをしているところです。日テレのレギュラー番組が終了すると決まった途端、まさかライバル局のテレ朝に企画書を持って行くなんて!」

 そうはいっても、放送中の「サンデーステーション」を打ち切らせて新番組を実現してしまうのだから大したものだ。

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