蓮舫氏を激怒させた朝日新聞政治部記者の正体 「目を付けられまくって一ミリも出世しない俺」 汚い言葉遣いで会社側も謝罪

国内 政治

  • ブックマーク

前職はコンサル

 今野氏のFacebookも一般に公開されており(註:編集部が確認したところ、7月19日に閲覧できなくなった)中央大学卒という学歴や、前職はコンサルティング会社のアクセンチュアに勤めていたことなどが記されている。

 さらに昨年7月に投稿された動画では冒頭、「朝日新聞政治部、平河クラブ、サブキャップの今野です」と挨拶している。平河クラブに所属する記者は自民党と公明党を取材することが多い。ネット担当の記者が言う。

「大前提として、蓮舫氏の発言を批判する権利は誰にもあります。もし今野氏が政治評論家やノンフィクション作家など、個人で言論活動を展開していたのなら、誰も違和感を覚えなかったでしょう。ところが、今野氏は朝日新聞の社員です。あれほど攻撃的な投稿は、誰が考えてもリスクしかありません。朝日新聞の見解と勘違いされる可能性がありますし、立憲民主党を担当している同僚もいるはずです。《共産べったりなんて事実じゃん》という新聞記者らしからぬ文章に眉をひそめる国会議員もいるでしょう。今野氏は『ここまで書いたら書きすぎだよな』と投稿前に思わなかったのでしょうか」

 スポーツ紙の記者が実名でドジャースの大谷翔平を批判するはずがない。編集者が作家の、芸能事務所のマネージャーが芸能人の悪口を投稿しないのも同じ理由からだ。

バカッターの一種

 もし腹に据えかねて、どうしてもSNSで“内部告発”をぶちまけたいのなら、匿名の裏アカウントを作るのが一般的だろう。

「今野さんの投稿には『新聞記者としておかしい』との批判が殺到しました。一方、『今野さんが蓮舫さんを批判したことを批判するのはおかしい』と擁護する意見も見られましたが、これは間違っていると言わざるを得ません。今野さんが他業種の会社員だったら問題はなかったからです。しかし政治部記者のポストとしては、あまりに不用意でした。今野さんは記者として非常識と批判されても仕方がなく、そういう意味で彼の投稿は、まさに“バカッター”の典型例でしょう。回転寿司で醤油の注ぎ口を舐める動画を撮影し、SNSに投稿することと本質的には同じです」(同・記者)

 ちなみにXには《蓮舫さんとの対談》を求める声が投稿され、今野氏は《確かに、一度色々直接話を聞いてみたいですね。辻元清美さんとは対談させてもらったけど、蓮舫さんはまだしてないのでぜひオファーを検討させてもらいます!》と脳天気に返信している。

 あっという間にXでは今野氏の投稿を問題視する声が多数を占めた。女性自身が朝日新聞に取材し、7月16日に「『極めて不適切な内容』朝日新聞 波紋呼ぶ記者のSNSでの“蓮舫批判”を謝罪…本人には厳重注意」との記事を配信した。

次ページ:どっちもどっち!?

前へ 1 2 3 4 次へ

[2/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。