坂本龍一は「やさしい人」「朝ドラを観ながら朝食を食べていた」 盟友・大貫妙子が振り返る“巨匠”の素顔と14年前の名盤

エンタメ

  • ブックマーク

相手の呼吸を知ることで同じテンポになる

「ヘッドフォン越しの気配ですね。伝わってきますね。でも、普通のライブでピアノと歌だけの時も結局は同じ。やっぱり呼吸みたいなものがあるのね、人って。だから、その相手の呼吸を知ることで、一緒にそのテンポになっていくっていうことだと思う」

 7月15日のトークイベントに登壇した大貫妙子さんは、北海道札幌市の芸森スタジオで行った坂本龍一さんとのレコーディングを静かに振り返った。当時制作したのは、ピアノと歌だけで構成されたコラボレーション・アルバム「UTAU」(2010年)。...

記事全文を読む