作家・団鬼六の生き方 国民的俳優との意外な接点…「仕事でも恋愛においてもただひたすら狂ってみたい」
人生は一瞬の夢のようなもの。仕事や遊びに没頭しろ――この言葉通り、最期の時を迎えるまで一心不乱に生き抜いた作家・団鬼六さん(1931~2011)が今週の主人公です。実に多彩な交友があったという団さん。なんと、あの国民的俳優との接点もあったそうです。朝日新聞の編集委員・小泉信一さんが様々なジャンルで活躍した人たちの人生の幕引きを前に抱いた諦念、無常観を探る連載「メメント・モリな人たち」。偉大な作家の人生迫ります。
持病の前立腺がんが再発し、今年1月に「生きていられるのも、あと2年ぐらい」と医師に言われてから、「希望」と「絶望」がごっちゃまぜになった日々を過ごしている。...