講談社元次長「妻殺し」に懲役11年 「やっていない!」「めちゃくちゃだ!」不規則発言連発で法廷は大荒れ「彼は釈放され漫画編集者に戻るつもりだった」

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法廷には講談社関係者の姿も

 判決後、朴被告の母と弟、弁護人らは司法記者クラブで記者会見を開き、「不当な判決」として上告する方針を明らかにした。

 母親はこう訴えた。

「推認で息子は有罪にされた。息子が帰ってくると心待ちにしていた子供達に、これから家に帰ってどう説明すれば良いのか…」

 法廷には講談社関係者の姿も複数見受けられた。同社は差し戻し前の2審判決が出た後も朴被告を解雇しなかった。ある講談社関係者は「異例の対応だった」と振り返る。

「一般的な会社であれば逮捕・起訴された段階、少なくとも一審で有罪判決が出た段階で解雇となるところだが、万一の冤罪を考え、無実を訴える社員を信じようということで支援を決めた」(同)

 結局、21年2月に朴被告は退職したが、その後も無実を信じる多くの社員が拘置所まで面会に通っていた。

 前出の知人によれば、朴被告は「刑が確定して刑務所に行くことになったとしても、再審請求して戦い続ける」と話しているという。

デイリー新潮編集部

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