ランサムウエア攻撃を受けた企業はどうすべきか 身代金の額は平均200万ドル…国際ハッカー対策の最前線
身代金を支払うという選択
国内大手メディア企業であるKADOKAWAが、大規模なランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃を受けて話題になったのは記憶に新しい。
長くサイバーセキュリティの取材をしている筆者のもとには、最近になって日本でも頻発している、ランサムウエア被害に遭った企業の話がもたらされることが少なくない。例えば、京都府のある中小企業はランサムウエア攻撃を受け、警察のアドバイスにしたがって交渉は断念し、自力で復旧するのに5000万円以上がかかったと嘆いていた。...