「サンジャポ」で初共演…話題の「石丸伸二氏」をデーブ・スぺクター氏はどうみたか

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 都知事選で次点と大健闘して注目された、前安芸高田市長の石丸伸二氏に対する“賛否両論”は依然として続いている。例えばネットメディアが配信する記事を見てみると、内容が石丸氏に対して肯定的であれ否定的であれ、多くの読者が閲覧していることが分かる。それでは7月16日のネットニュースから、具体例をご紹介しよう。

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 肯定的な内容で、なおかつ多数の読者が閲覧している記事の一つに、日刊スポーツの「岸博幸氏、石丸伸二氏のサンジャポ舞台裏の行動を『真っ当な人間』と評価『人間の本質分かる』」がある。

 石丸氏は7月14日に放送された「サンデー・ジャポン」(TBS系列)に出演。その時の様子を、共演者の一人である元内閣官房参与で慶大大学院教授の岸博幸氏がXに投稿した。

 岸氏によると、《スタジオに入って真ん中にある席に行く時、多くの人は他の出演者の前を横切るのに、石丸氏は他の出演者やテレビカメラの後ろを回り道して席に着いた》という。このことから岸氏は石丸氏を《真っ当な人間》と評した。

 これに対して否定的な内容で、同じように多数の読者が閲覧している記事の一つは、日刊ゲンダイDIGITALの「石丸伸二ブーム終焉の兆し…『そこまで言って委員会』で泉房穂氏の舌鋒にフリーズし“中身ナシ”露呈」だ。

 同じく14日に関西地区を中心に「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)が放送され、石丸氏が出演した。その際、石丸氏は人口減少を最も危惧していることを明かすと、具体的な対応策を問われた。そして《例えば、一夫多妻制の導入や遺伝子的に子供を生み出すとか》と回答したことなどを紹介した記事だ。

テレビ局の責任

 2つの記事からは石丸氏への関心が高止まりしていると分かるわけだが、サンデー・ジャポンで共演したデーブ・スペクター氏は「とにかく政治に並々ならぬ熱意を持っているのは伝わってきました」と言う。

「一言でまとめれば、『頭のいい、ナイスガイ』ということになるでしょうか。しかも、ご両親などにレールを敷いてもらい、その上をただ走ってきたタイプとは異なります。自分の頭で物を考えてきた人であり、彼と実際に会うと、その礼儀正しさに驚く方は多いのではないでしょうか。品があって紳士的で、誰からも好かれる性格だと思います」

 都知事選の投開票が行われた7月7日、石丸氏は複数の開票特番に出演した。その際、「インタビューに対する回答が高圧的だった」と批判が殺到したのは記憶に新しい。デーブ氏に「礼儀正しい人」と評価されても、信じられないという人もいるかもしれない。

「大前提として、ある政治家が報道特番でキャスターやゲストなどと親しげに、馴れ合っている様子を不快だと思う視聴者も、実はかなりの数に達します。『あの時の石丸さんはマスコミとケンカ腰だからよかった』という感想も多いのです」(同・デーブ氏)

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