クジラ肉が“庶民の味”から“高級食材”に進化…“商業捕鯨”再開から5年で様変わりした「捕鯨新時代」の実状

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「いまの若者からは“クジラって捕ってもいいの?”、“食べていいの?”、“どこで買えるの”、“どこへ行けば食べられるの?”といった疑問の声が挙がるんです。一方で、年配者には“クジラ肉は硬いし、臭いし、赤々としたドリップが出る”というネガティブなイメージがある。そんな中で、なぜ、いまクジラを捕って食べる必要があるのか。そうした声に応えていかなければならないと思っています」

 この春、73年ぶりとなる大型捕鯨母船「関鯨丸」を建造・完成させ、クジラにゆかりある山口県下関市や東京・有明ふ頭でお披露目した、捕鯨会社「共同船舶」(東京)の所英樹社長は、日本の新たな捕鯨時代の幕開けに際し、複雑な胸の内を語った。...

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