全国最年少町長28歳は元オリエンタルランド社員 町議経験ナシでも立候補を決意させた「今しかない」町の事情
暑い町もストロングポイントに
埼玉県の「暑い街」といえば、日本最高気温となる41.1度(2018年7月)を記録した熊谷市が有名だが、鳩山町もその日の全国最高気温を何度か記録するなど、実は暑い町だ。このことを「鳩山町を全国に知ってもらえるきっかけにできないか」と小川氏は考えている。
最高気温を記録するとそれだけでニュースとなり、鳩山町の名がメディアに露出することになるが、「その際、涼める場所として、噴水遊びが再びできるように農村公園を整備し、商工会や商店街と連携して涼しさを感じる商品、イベントなどを創り出し、正のスパイラルへと結び付けていきたい」と展望する。
ディズニーのような町
「私が全国最年少ということでPRされれば、必然的に鳩山町もついてくる」と自身の当選をチャンスと捉え、今後も発信を続ける。
鳩山町は2021年に「街の幸福度ランキング」で全国1位の自治体となったこともあるが、「日本一幸せを実感・体感できる町にしたい」という目標を小川氏は持つ。
「笑顔や感謝、挨拶が自然に湧き出てくるような町づくりをしたい。ディズニーのような街、雰囲気づくりをしたいというのが夢ですが、それは、鳩山町に住んで良かったと町民が心から思えるような町づくりによって可能になると考えています」
大学ではラクロスで日本一を勝ち取った経験を背景に、「継続は力なり」として、まずは1期4年で「目の前にある課題を、スピード感を持って解決しなくてはならない。対話集会から得た多くの問題に対し、議会、行政と連携して取り組んでいきたい」と話し、今後の町政運営を見据えた。