「出馬におわせ」でナメられまくる岸田首相 麻生氏別荘「軽井沢もうで」の可能性は

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早い段階で“断念”を

 7日投開票の東京都知事選が終わり、永田町では9月までに行われる自民党総裁選に話題が集中しつつある。候補とされる面々がかつてないレベルで「出馬におわせ」を始める中で、岸田文雄首相に展望はあるのか。キングメーカーである自民党の麻生太郎副総裁の支持を取りつけるべく悶々とした日々を送っているとされる。

「岸田内閣の支持率低下と共に総裁選の候補者や大物議員らの動向が報じられる。そんな状況がずっと続いています。が、結局のところ現職首相である岸田文雄総裁が“立候補断念”を表明しない限り構図や方向性は固まりません。そこがどうなるかということが大きなポイントであることは間違いないでしょう」

 と、政治部デスク。

「自民党のみならず公明党の多くは来年10月までに行われる解散総選挙で勝利するためには首相に早い段階で“出馬断念”を表明してもらいたいと考えているようですが、なかなかそうも行かず、まだまだ粘ることになりそうです。あくまでも首相は総裁選での再選あるいは政権維持を想定しているとのことです」(同)

におわせる候補が

 岸田首相が判断を明確にしない中で、候補とされる面々が思い思いに出馬への前向きな考えを口にしてきた。現時点で名前があがったのは上川陽子外相、高市早苗経済安保相、河野太郎デジタル相、茂木敏充幹事長、石破茂元幹事長、加藤勝信元官房長官、小泉進次郎元環境相、小林鷹之元経済安保相といったところだ。

「首相の“サプライズ演出”の結果、派閥解消が進められたことと、最大派閥だった安倍派のオーナーが不在だということもあって、決定的な候補が不在だというのが特徴です」(同)

 加えて、今回特徴的なのが「出馬におわせ」が目立つことなのだという。

「出馬宣言とは行かないまでも、出馬への意欲をにおわせる候補が結構いますね」(同)
 例えば茂木氏は6月30日のフジテレビの報道番組に出演し、「首相になってやりたい仕事がある」「(秋の総裁選に出馬するかどうか)夏の間によく考えたい」と述べた。

 加藤氏は5月16日のインターネット番組で、「求められるものがあれば、しっかり応じていくのは基本だ」「常に何をするにしても、首相だったらどう考えるかという思いを持ちながら、これまで取り組んできた自負がある」と語っている。

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