香港の“のりピー”ファンに異変… 高額チケも即完売の「酒井法子」公演ルポ
高額チケットに5000人が殺到――。“のりピー”の愛称で知られる酒井法子(53)が7月13日と14日に香港の旺角マクファーソン・スタジアムでコンサートを行った。のりピーの香港公演は6年半ぶり、4回目。しかも3年前に個人事務所「スマイル」を設立し、社長に就任してからは初の海外公演だった。
【写真】53歳にして“ヘソ出し”も 「酒井法子」香港コンサートの模様
アジア圏でののりピー人気は不動。現地の芸能関係者も「酒井さんの人気は日本人のアーティストの中でもトップクラスです。香港および中国では、谷村新司さん、山口百恵さんに次ぐ知名度です」と言い切るほどだ。
今回のコンサートは当初、2019年の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの蔓延であえなく中止となっていた。しかし、香港のファンから公演を望む声が寄せられていたことから、5年の年月を経てリベンジ開催となった。イベント会社も毎年、のりピーにラブコールを送り続けていたそうで「ようやく実現した」と言う。
「日本では過去のあやまちを批判する声が多いと聞きますが……」
実際、今年に入ってコンサート開催が決まるや、香港では大きな話題となり、3月には現地で酒井本人も出席する異例の記者発表も行われたほど。その後チケットが発売されたのだが、料金はディナーショー並みの1,380HKD(およそ2万8000円)だったにも関わらず、当初予定されていた13日の本公演の2500席は「僅か30分でソールドアウトとなった」(イベント関係者)という。急遽、翌14日の追加公演も発表されたが「本公演の売れ行きが宣伝になったようです。開催情報が拡散され、ネットのみでの発売でしたが、追加公演分の2500席も数分で完売しました」(同)。
日本からも多くのファンが駆けつけた。と同時に、台湾や上海、カナダ、シンガポール、さらにはヨーロッパからのファンの姿もあった。会場入り口付近には多数の「祝花」が並んでいたが、その8割以上が香港や台湾、中国大陸のファンからのものだった。地元のファンによると「日本では彼女の過去のあやまちを批判する声が今も多いと聞きますが、香港では皆無と言っていいかもしれませんね。法子によって元気づけられています。ですから、今の法子を応援しています」。
[1/2ページ]