「動機が見当たらない」 川崎重工、潜水艦乗員への金品供与問題の不可解な点とは

ビジネス

  • ブックマーク

 川崎重工業が下請けとの架空取引で裏金を作り、海上自衛隊の潜水艦乗組員に金品を供与していたとされる問題。贈答品の中には、ゲーム機やおそろいのTシャツまでもが含まれていたという。だが、驚愕(きょうがく)の実態が明らかになる中で、いまだに解明不能な深い謎が存在するそうだ。

 ***

 今回の問題は大阪国税局の税務調査で発覚した。今月3日、川崎重工と防衛省がほぼ同時に発表を行うや否や、各メディアの報道が相次いだ。川崎重工には過去6年間で十数億円の申告漏れがあり、追徴税額はおよそ6億円にも上るとみられている。...

記事全文を読む

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。