「ロックファン、増やせるといいな」 11歳兄と10歳妹の超絶プレイヤーはロックの救世主となるか

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自分が好きな音楽をやっていきたい

 2人の生活はロックを中心にまわっている。心のなかでは常にロックの炎が燃えている。再び音太朗君の話。

「誰になんと言われようとも、僕は自分が好きな音楽をやっていきたい。そういう生き方をしたいんです。演奏するときのファッションも僕の好きなスタイルでやりたい。だから、よくロックTシャツを着て学校に行っています。この前のメタリカはわかってもらえなかったけれど、今度は下校放送でジューダス・プリーストの『ペインキラー』を鳴らして、みんなをびっくりさせます。ロックファン、増やせるといいな」

 ひと昔前、いや、ふた昔前、ロックはエンタテインメントのメインストリームだった。学校へ行くと、クラスの多くがロックを聴いていた時代が確かにあった。ところが今、ロックはゲームやアニメに凌駕されていることは否めない。

 ロックを心から愛している音太朗君と音寧ちゃんは、ロックブーム復活のための新ヒーローで救世主なのかもしれない。

(取材・文/神舘和典)

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