「看過できない誤りが多々あった」 「M-1」誕生秘話本のトラブルの裏側を当事者が明かす

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 若手漫才師の日本一を決める「M-1グランプリ」。いまや年末の風物詩となった一大イベントの立ち上げに関わった人物が昨年、回顧録を出版した。だが、版元は販売にあたって先ごろ、「遺憾の意」を表明したのだ。一体、何があったのか。

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 その本のタイトルは『M-1はじめました。』。著者である吉本興業元取締役の谷良一氏(67)が、テレビの人気コンテンツへと大化けした漫才コンテストの誕生までの歩みをつづったものだ。

 帯には島田紳助氏による「M-1は、私と谷と2人で作った宝物です」とのコメントが大書され、昨年末の番組OAの1カ月前に刊行。...

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