放送開始から7年半、TBS「東大王」終了報道のかげで囁かれていること

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人気番組にも飽きは来る

「実は初期の『東大王』は日曜19時の枠で、全国放送でした。18年10月から水曜19時のローカル枠となっていました。この時から関西では、水曜19時に放送されることはなくなっていたわけです。3代目大将の鶴崎や林なども、おのずとかつてのような人気はなくなっていきました。TBSとしても何とかしようと思ったのでしょう。卒業したはずの伊沢を解説者や芸能人チームの解答者として出演させ、昨年からは“レジェンド東大王”として東大チームに復帰しました」

 もっとも、6月19日の放送で、伊沢はかなり間違えていた上、言い訳も多かった。

「QuizKnock代表でワタナベエンターテインメント所属のタレントともなると、ハングリー精神も落ちたのか、かつてのクイズ王ぶりは見られなくなりましたね。鶴崎も伊沢同様、ワタナベエタとQuizKnockに所属していますが、たまに出演してもかつてのようなキレがありません。6月24日には『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレ朝)に出演していましたが、カズレーザーの圧勝でいいところがありませんでした」

 もちろん東大生のせいばかりではない。

「『パネルクイズ アタック25』(朝日放送テレビ)だって一昨年、地上波46年の歴史に幕を降ろしました。『アップダウンクイズ』(NET=現・テレ朝)、『クイズダービー』(TBS)、『クイズ100人に聞きました』(同前)、『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』(日テレ)、『たけし・逸見の平成教育委員会』(フジ)などなど、どんな人気クイズ番組だって飽きられて寿命を迎えるものです」

「東大王」も同様だという。

「最近は挑戦者を高校生や一般人にしてみたり、出題を難関中学の入試問題にしたりと工夫はしたものの、成果は上げられませんでした。それでも東大生をお茶の間に引っ張り出すことで7年半も続いたのですから大したものです。まさかここまで東大生が跋扈するようになるとは思いませんでしたからね」

デイリー新潮編集部

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