放送開始から7年半、TBS「東大王」終了報道のかげで囁かれていること

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早かったピーク

「第1に挙げられるのはスターの不在です。“東大最強の知識王”にして東大王チームの初代大将・伊沢拓司(30)を筆頭に、“東大医学部のプリンス”こと2代目大将・水上颯(28)、そして“スタンフォードが認めた才媛”こと鈴木光(25)、この3人がどんな難問にも正答し、天下無双ぶりを見せつけていた2ndシーズン(17年11月~19年3月)までがピークだったかもしれません」

 今年4月から9thシーズンが始まったことを考えると、ずいぶんピークは早かった。

「伊沢は開成高校時代、日テレの『全国高等学校クイズ選手権』、いわゆる“高校生クイズ”で史上初となる2連覇を成し遂げ、その後輩である水上も優勝し、開成高校は3連覇を成し遂げました。また、東大へ推薦で入学した鈴木は、アイドル並みの容姿を持つ才色兼備。彼らが芸能人チームなど完膚なきまでに叩きのめす超人的な知識を、視聴者は楽しんでいました。数多あるクイズ番組の中、年1回の高校生クイズを除けばオンリーワンの存在でした」

 それがなぜ、落ちていったのだろう。

「まずは伊沢が19年3月に大学院中退と同時に番組を卒業し、株式会社QuizKnockを設立。翌20年3月には水上が研修医となるために番組を卒業。さらに、21年3月、鈴木が司法試験受験のため番組を卒業しました。スターが相次いで卒業してしまったのです」

 ちなみに、水上は現在、都内の病院で精神科医として働いていると報じられた。また鈴木は、番組卒業から2カ月後に司法試験を受けて合格し、現在は国内最多の弁護士を抱える最大手の弁護士事務所に勤務している。

 彼らに続いた“IQ165の天才”こと鶴崎修功(29)や“東大文学部の叡智”で“ジャスコ”と呼ばれた林輝幸(27)など、人気東大生がいたけれど……。

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