竹内涼真「Believe」に続き…有名格闘家に弟子入り、本格アウトロー路線は成功するか

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アウトローに転身

 俳優の竹内涼真(31)は、7日にスタートしたドラマ「ブラックペアン2」(TBS系)で、前作に続き、熱血医師・世良雅志を演じている。

「ですが、6月に最終回を迎えたキムタク主演の『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)では、そろそろ路線変更を狙っているのかなと思っています。双子の二役を演じ、弟はサングラスに黒ずくめの服装でアウトロー風の、警視庁捜査一課の刑事。これまでそういう役をやったことがなかったですからね」

 と、民放ディレクターが語る。竹内は10月25日から世界同時配信されるオリジナルドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」(Prime Video)で主演を務めることになっている。

「龍が如く」は2005年にセガから発売されたゲームで、世界中で販売されている人気シリーズである。「神室町」を舞台に、竹内が演じる主人公・桐生一馬と仲間たちの友情、成長、そして葛藤が描かれる。

「23年時点で、全世界の累計売上本数が2000万本を超える超人気作品です。神室町は東京・新宿歌舞伎町をモデルとした架空の町。桐生以外にも魅力的なキャラクターが多く登場し、複雑な人間関係を形成しますが、アウトローが主人公の作品ながら、シリーズを通して徹底されているルールは、『相手に絡まれないと殴れない不自由さ』『子供の死・薬物摂取シーンの排除』『主人公の手による殺人の回避』の3点。シリーズを重ねるごとに女性のプレイヤーが増え、現在は全ユーザーの2割ほどにまで達したと言われています。竹内さんの起用は、そうした女性ファン狙いであることは明らかです」(ゲーム業界関係者)

 高校時代、サッカーJリーグの名門チームであるJ1・東京ヴェルディユースに所属しプロ入りを目指したがケガで断念。186センチの長身と、甘いマスクを武器にモデルから俳優に転身した竹内。これまでは、さわやか・純情・正義感などで形容される役柄をこなし、主演級俳優に成長した。だが、6月4日に開かれた世界配信決定会見に出席した竹内を見て、驚いた関係者は多かったという。

「これまでの竹内のキャリアを振り返ると、学生服姿、陸上競技のランナー、カチっとしたスーツ姿のビジネスマン、ラフな服装の今どきの若者などの役をこなして来ました。しかし会見では、わざわざ用意したという黒い着物姿。表情もかなり引き締まって緊張感を漂わせていたので、役に賭ける覚悟がうかがえました」(放送担当記者)

 主人公の桐生は、背に彫られた抜き彫りの応龍の刺青と数々の伝説から、「堂島の龍」や「伝説の龍」、そして「伝説の極道」と呼ばれる元ヤクザ。超人的な身体能力を持ち、我流喧嘩術やキックボクシングのような動きをベースに、プロレス・古武術・中国拳法を織り交ぜた戦闘スタイルで敵をなぎ倒す。

「とにかく貫禄・迫力があって、ムキムキのマッチョでワイルド系。そのため、ネット上では今回の配役について、阿部寛や元TOKIOの長瀬智也が選ばれなかったことを悔やむ声があがっています。竹内さんには程遠いイメージだったので、意外なキャスティングだと思いました」(前出・記者)

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