陸上界の“新スター”は仏出身の父を持つ「195cmイケメン慶大生」 パリ五輪での活躍に注目

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 パリ五輪代表選考を兼ねた陸上日本選手権でニューヒーローが誕生した。

 豊田 兼、21歳。慶應義塾大学の4年生は、400メートル障害で日本人3人目となる47秒台をマークして優勝し、五輪切符を手にした。

「陸上界では、高校時代からスター候補として注目されていました」

 とスポーツ紙記者が語る。

 小学生で陸上を始め、走り幅跳びなどさまざまな種目に挑戦。高校からハードルを本格的に始めた。ちなみにその高校とは、進学校として知られる東京の私立桐朋高校である。

家ではフランス語

「フランス出身の父を持ち、家ではフランス語で話しているのだとか。五輪ではフランス人記者とも渡り合えそうです」

 五輪開催地パリとゆかりがあることも記者たちにとってはポイントになったが、最も目を引いたのは長身のイケメンであること。

「身長は195センチ。俳優の岡田将生に似ていると評判です」

 大学競技部で主将を任されているというから、リーダーシップもあるのだろう。

「記者対応も好感が持てますね。優等生で、失言の心配もなさそうです」

 実力も折り紙付き。昨夏のワールドユニバーシティゲームズ110メートル障害で金メダルを獲得。国際大会におけるこの種目の金は日本人初の快挙だった。

 ――と、ここまで読んでお気付きの方はいただろうか。そう、彼は110メートル障害と400メートル障害の両方に取り組んでいるのだ。

「10台のハードルを越えるのは一緒ですが、間隔はそれぞれ9メートルおきと35メートルおきで、高さも違う。全く別種の競技といってよいのですが、本人が『両方やりたい』と」

 非の打ちどころがないスーパーハードラー。パリでは400メートル障害のみの出場だが目が離せない。

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