【石丸伸二氏】テレ朝の“頭ポンポン”独占インタビューで悪評払拭? 識者は「維新公認で広島1区から出馬すればバッシングは止む」

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「女子供に容赦するっていうのは優しさじゃないと思っている」──こんな発言が飛びだし、炎上は鎮火するどころか更に激しさを増した。東京都知事選で約166万票を獲得し、2位に食い込んだ前広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏に対する批判が止まらない。Xでは「頭ポンポン」がトレンド入りし、「気持ち悪い」、「セクハラ」との投稿が殺到した。

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 7月7日、NHKや民放キー局は都知事選の開票速報を放送、またはネットで配信した。2位に食い込んだ石丸氏は各局の取材に応じ、その中で日本テレビ(ネット)、TBSラジオ、フジテレビの3番組での態度が高圧的で不遜などとして批判が殺到した。担当記者が言う。

「質問に対して逆質問で返したり、冷笑を浮かべたり、嫌味を言い放ったり、と普通の政治家ではあり得ない態度が生中継で伝えられました。このため翌8日からネット上では著名人も含めて多数の批判が殺到、炎上状態となりました。沈静化を狙ったかどうかは分かりませんが、テレビ朝日系列で放送されている報道番組『グッド!モーニング』(平日4:55など)で11日に独占インタビューが放送されました」

 このインタビューではマスコミからの質問を「全部が誘導なんですよ」と改めて批判し、「内心、おちょくってました」と発言した。

 フジテレビ系で放送された開票特番では、元乃木坂46の山崎怜奈からの質問に「前提のくだりが全く正しくない」「ゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点が?」などと厳しい口調で難詰したことも振り返り、「ちょっとかわいそうだったかなって」と反省する素振りも見せた。

女性蔑視の文脈

 だが、続けて「あれをもういっぺんあの場に居ても、同じ風にやっちゃう」「女子供に容赦するっていうのは優しさじゃないと思っている」「(頭を)ポンポンってやってあげる感じが良かったのかな?」とも発言した。

「石丸さんの『女子供』と『(頭を)ポンポン』発言には驚きました。まず『女子供』という表現ですが、少なくとも80年代までは『女子供向けの商品』などと使われ、とるにたりないレベルの低い対象という揶揄が込められていました。女性蔑視の文脈が含まれているのは言うまでもありません。せめて『女性や子供』と言うべきでしたが、それでも問題は残ります。なぜなら山崎さんは27歳と立派な成人であり、おまけに女性であることは問題の本質と関係がないからです」(同・記者)

 いわゆる“知的な芸能人”として、山崎はクイズ・教育番組に出演してきた実績を持つ。土曜朝の報道・情報番組「ウェークアップ」(日テレ系・読売テレビ制作)に出演し、自民党の裏金事件についてコメントしたこともあった。

「石丸さんは『山崎さんの質問は低レベルであり、あのように答えるしか他に方法はなかった』と主張したいのかもしれません。山崎さんを批判するのは自由だとはいえ、彼女の性別は関係ないでしょう。そもそも山崎さんは政敵や論敵ではありません。単にインタビューを行おうとしただけです。それをあそこまで敵対的な対応に終始したのは理解不能です。まして《(頭を)ポンポン》との発言に至っては、Xで《気持ち悪い》、《セクハラ》の大合唱です」(同・記者)

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