名古屋”元女子大生頂き女子”の初公判を傍聴した被害男性2人が緊急対談 「太ったな」「俺たちの金でお母さんに財布を買ってあげていたなんて」

国内 社会

  • ブックマーク

 “元女子大生頂き女子”加藤ありさ被告(22)の初公判が、7月11日、名古屋地方裁判所で開かれた。傍聴席では今回の被害者と同様、マッチングアプリを通して加藤被告と知り合い金をだまし取られた男性2人が最前列に座って裁判を見守った。閉廷後、2人に対談してもらった。(前後編の後編)

 ***

初対面で意気投合したAさんとBさん

Aさん 40代前半。東海地方在住。年収550万円、預貯金500万円。彼女いない歴3年。マッチングアプリPで加藤被告と知り合い、2023年6月9日に初デート。被害金額は73万円。

Bさん 30代後半。東海地方在住。年収500万円、預貯金200万円。彼女いない歴10年。マッチングアプリPで加藤被告と知り合い、23年7月26日に初デート。被害金額は15万円。

〈2人が対談するのは2回目。1回目は5月28日に配信した【名古屋「22歳頂き女子」にだまされたおじさん2人が特別対談「僕らがバカだった。若い女子がおじさんとの“餃子の王将デート”を喜ぶはずがない」】を参照。

 最初はウェブ対談だったので、顔を合わせたのは初めてだった。2人はSNSで連絡を取り合い、開廷の1時間前から法廷前で一緒に並んで最前列で傍聴。記者が合流したのは閉廷後だったが、すでに意気投合していた〉

記者 2人の被害は証拠に乏しく警察には取り合ってもらえなかったので、今回の裁判は直接関係ありません。どうして傍聴したいと思ったのですか?

Aさん やっぱり加藤の顔を拝んでやりたいという気持ちがありました。何が本当で何が嘘だったのか知りたいという気持ちで半休を取ってやってきました。

Bさん 僕も同じです。真実を知りたかった。僕は1日有給を取りました。記者さんから小さい法廷で傍聴席がすぐに埋まるかもしれないと事前に聞いていたので、1時間前に来ましたが僕らが2番目でしたね。

Aさん 多分ですが、僕らと同じような被害男性がもう一人傍聴していた気がします。1人で来て食い入るように法廷を見ていましたから。

次ページ:正直、ざまあ見ろという気持ちが湧いた

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。