斎藤兵庫県知事 県政史上最低の会見、副知事辞任で四面楚歌に…「告発した元局長が亡くなってもパワハラを証言する人はいる」

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 兵庫県の斎藤元彦知事(46)のパワハラなどを告発した元県民局長が亡くなったことを受け、県職員労働組合は7月10日、事実上の辞職を求める申し入れ書を提出した。しかし、斎藤知事が辞任する気配はない。すでに側近の副知事は辞任の意向を表明しているが、斎藤知事は定例会見で「生まれ変わって信頼関係を再構築したい」と語った。

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 斎藤知事の会見での発言に対し、SNS上の反応は手厳しい。

《「私自身が生まれ変わって」って言ってましたよね。こんな時によくこんな言葉を使えるよねと人間性を疑った。》

《兵庫・斎藤元彦知事のパワハラの告発者が自殺した事件。知事は「生まれ変わって頑張る」的な事を言っている。告発者の「死」に関連して「生まれ変わる」という言葉を使う無神経さ。絶対に生まれ変わるのは不可能だろう。「そう言う言葉を使っちゃまずいだろうな」とすら思いつかない愚人なわけだから。》

《「生まれ変わった斎藤元彦」は県民の信任を経てへんからひとりで勝手に生まれ変わったらあかんやんか。一度辞めて生まれ変わってから選挙に出て来んかい。つまり、いますぐ辞めんかい!!》

 実際に会見を見ていた県職員はどう思ったのか。とある職員が突き放したように言う。

「兵庫県の幹部職員は前任の井戸敏三 知事の頃から定例会見を見る習慣がありますから、今回も多くの職員が見ていました。マスコミが報じた知事の会見の映像は短いものでしたが、実は2時間弱も続いた。そして実際、2時間弱にわたって話したことは、はぐらかしと自分が言いたいことの繰り返しだけでした。『辞職はしない』と言い続け、『来年7月に任期満了を迎えるが、どうするつもりか?』という質問にも、『信頼回復に努める』ですからね。まるで“壊れたテープレコーダー”のようでした。県政史上、最低の会見だったと思います。知事が生まれ変わったところで、もう仕えたくはありませんよ」

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