西武、次期監督候補の伊東勤氏(61)が「汚れ役に最適」の声も…球団が敬遠する“ソノ気”の本人の「悪評」とは

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コンプラに影響?

 一方で西武HDサイドは伊東氏の就任に、ある懸念が払拭されていないという。それは、銀行マン出身で07年に就任した後藤高志オーナーの下、徹底してきたコンプライアンス(法令順守)への影響だ。

「伊東さんにはどうしても(証券取引法違反で有罪となった)堤(義明)元オーナーの色が付いています。最後のシーズンになった07年の開幕前には裏金問題が起きて、アマ時代の囲い込みでプロ入りした伊東さんにも厳しい目が向けられたことがありました。若返りに逆行する人選でもあり、球団が慎重にならざるを得ないのは理解できますが……。それでも、いざとなれば(2度目の監督に就任した14年にシーズン半ばで退任させた)伊原(春樹)さんのように切り捨てることも難しくないので、球団にとって伊東さんの監督復帰は悪くない選択肢ではないでしょうか」(同関係者)

 球団、そして西武HDは次期監督の選定に際し、どのような方向性を打ち出すのか。来月中にも出される結論に要注目だ。

デイリー新潮編集部

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