あまりに初歩的なミスに業界も騒然…「アッコにおまかせ!」都知事選“誤報”、「和田さんには責任はないが」
日曜昼の情報バラエティ番組「アッコにおまかせ!」(TBS)に対する視聴者の怒りは未だに収まらないようだ。7月7日、東京都知事選の投開票日に放送された一件だ。
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この日の放送は残念ながらTVerなどで見ることができないので、簡単に振り返っておこう。
11時45分、いつものように和田アキ子(74)のVサインで番組はスタート。7月3日に発行された新紙幣や災害級の猛暑について軽く触れた後、この日が投開票の都知事選の話題に移った。
11時58分、「投票所に行ってみたくなる!意外と知らない!?投票所グッズの雑学を紹介!」のタイトルを宇内梨沙アナ(32)が読み上げる。
宇内アナ:投票に行くにはまず、皆さん、投票権のある方には整理券がご自宅に届いているかと思います。これを持って行ってください。これがあれば自身を証明するIDカード、マイナンバーカードなどは持って行かなくて大丈夫です。ただ、こちらをすでに失くしてしまったという方は、マイナンバーカードなどを持参してください。
――画面下にはテロップで、以下のように説明される。
《投票所入場整理券/投票には「整理券のみ必要」/マイナンバーカードなどの「身分証は不要」/※整理券を紛失した場合は投票所の係員に申し出て身分証等で本人確認ができれば投票可能》
その後、投票箱の上部のフタには大きさが異なるカギを2つ以上つけねばならないことなどが紹介され、投票用紙の解説に移る。
番組放送中に訂正したが
宇内アナ:そしてこちらですね。隣にある整理券を渡すと、投票用紙を受け取って、このように投票したい候補者の名前を正しく書いてください。漢字を間違えてしまうと無効になってしまうので正しく書くようにしてください。
――画面には“峰竜太”と書かれた投票用紙が映し出され、当の峰竜太(72)も「無断で書かないでよぉ」とおどけてみせたところに、勝俣州和(59)が質問する。
勝俣:ひらがなで書いてもいいんですか?
宇内アナ:ひらがな……正しく立候補した名前で書いてください。ひらがなで立候補している人はひらがなで、漢字で立候補している人は漢字で書くようにしてください。
コーナーが始まってわずか2分、早くもSNS上で視聴者が反応した。
《アッコにおまかせで都知事選について大きなミスリード/「ひらがなで立候補している人はひらがなで、漢字で立候補している人は漢字で正しく書いて投票してください」/漢字で立候補していても、ひらがなで書いてもいいんだよ!/番組中に訂正しろ!》(7月7日午後0:05)
こうした声が一気に拡散。これに気づいたのか、それとも選挙管理委員会に問い合わせたのかは不明だが、番組放送中の12時18分に訂正が入った。
宇内アナ:ここで訂正させてください。東京都選挙管理委員会によりますと、先ほどお伝えした投票用紙の記入の件なんですけれども、候補者の名前をカタカナ、ひらがなで記入しても候補者と特定できれば有効になるということです。大変失礼いたしました。
宇内アナは深々と頭を下げた。ところが、これで終わらなかった。番組終了後もSNS上の書き込みが続いたのだ。
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