「年収ランキングは五大商社が独占」「部長クラスで退職金1億円以上」「外資系銀行のトレーダーなら年収1億円」…令和の勝ち組となった高額所得者たちの懐事情とは

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年収3800万円という高額報酬

 業績が好調なのは商社や自動車メーカーだけではない。近年、平均年収ランキングでこそ順位を落としているが、大手銀行も軒並み過去最高益を記録した。

 大手銀行勤務の男性(30代・本部管理職)が財布の中身を明かしてくれた。

「現在の年収は1500万円ぐらい。ボーナスは夏と冬に、それぞれ230万円ほどもらっています」

 この銀行の場合、大卒1年目の年収は450万円程度。30歳前後の現場支店長代理クラスで年収1000万円になる。その後、本部の次長クラスで1800万~2000万円台に到達。本部の大部署の部長や大規模店の支店長クラスでは2500万円前後を得るという。

 同じ銀行員でも外資系となると話は変わる。少し前まで外資系銀行に勤務していたという男性(50代・部長級)は、

「外資系はどこも同じだと思いますけど、基本給はなく、プロ野球選手のように年俸制で、それを12で割った金額が月々振り込まれる仕組みです。自分の場合はベースが年俸1800万円で、月収換算で150万円。収入としては、個人の業績に合わせて上下するボーナスの比率が大きくて、良い時で2000万円ほどでした」

 年収にして3800万円という高額報酬だが、

「トレーダーともなると、年収は1億円を超えます。ただし結果を出せなければ、クビになる世界ですけど」

 有料版では新しい「日本のヒエラルキー」のトップとなり、円安時代を生き抜く勝ち組エリート層の生活や金融資産、その本音を取材し、実態に迫っている。

デイリー新潮編集部

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