アントキの猪木に1000万円の金銭トラブル 本人は「契約書がないから関係ない」

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責任持って…

 山根氏は知らぬ存ぜぬという態度だが、神尊氏は再三、猪木に費用の支払いについて問い合わせている。デビューを目前に控えた2022年3月には、神尊氏は猪木に、

〈アストロマンの予算って球団もしくはどこかからか取れそうでしょうか?〉

 とLINEを送っており、これに対し猪木は、

〈はい。責任持って引っ張ってきます。〉

 こう返答していたのだ。

「猪木はその都度、調子のいいことを言うばかりで、実際には1円も入ってきませんでした」(神尊氏)

 1年3カ月にわたってリングに上がったものの、経営難にあえぐ「ゼロワン」でアストロマンを抱えておくことはできず、昨年7月、“失踪”という形で引退させるしかなくなってしまったという。

「契約書がないですからね」

 今年3月、神尊氏は猪木に対しアストロマンにかかった広告宣伝費など、締めて1012万円の支払いを求める内容証明を送るも、猪木は、

〈「当事者」ではなく何らの責任も、無論支払いの義務も一切無い〉

 などと神尊氏に返信している。一連の騒動について質すべく、猪木を直撃すると、

「僕には関係ないことなので。契約書がないですからね」

 所属事務所に改めて尋ねたところ、

「(アストロマンにかかった費用は)神尊氏から球団代表に対して相談されていたものであって弊社所属タレントである『アントキの猪木』が責任を負う立場にあった事実は一切ありません」

 そう回答があった。

「ゼロワン」は近く、猪木と球団を相手取り「ゼロワン」が被った損害約1000万円の賠償を求め、民事提訴に踏み切る予定だという。

週刊新潮 2024年7月11日号掲載

ワイド特集「罪と罰」より

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