アントキの猪木に1000万円の金銭トラブル 本人は「契約書がないから関係ない」

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 プロレス団体と独立リーグのプロ野球チームの間で金銭トラブルが勃発した。騒動の中心にいるのは、亡きアントニオ猪木の公認モノマネ芸人・アントキの猪木(51)。プロレス団体側は裁判も辞さない姿勢で……。

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 茨城県笠間市に本拠地を置く独立リーグのプロ野球チーム「茨城アストロプラネッツ」。ファンとの交流を担う「アストロマン」なるマスコットを巡って問題は起きた。5年前から球団のPRアンバサダーを務めているのが、アントキの猪木(以下、猪木)。彼の紹介で、球団代表の山根将大氏(37)および「プロレスリングZERO1(以下、ゼロワン)」代表の神尊仁(こうそじん)氏(52)が出会ったのがコトの発端だった。

「契約書を交わさなかったことを後悔」

 神尊氏が言う。

「猪木とは20年ほど前からの付き合いです。久しく会ってなかったのですが、4年前に猪木から電話があり再会。何度目かの面会で山根さんを紹介されました」

 その後、猪木から神尊氏に「アストロマンをプロレスデビューさせられないか」と提案があり、神尊氏は「条件さえ整えばできる」と答えた。神尊氏は年間で試合出場すると少なくとも800万円の活動費、さらにコスチューム代などの追加費用がかかることを猪木・山根氏の前で説明。二人が承諾したので、デビューに向け準備を進めたという。

「球団の広報活動の一環だと捉えていたので、窓口は猪木ですが、あくまで球団が負担するものだと思っていた。今となっては、契約書を交わさなかったことが悔やまれます」(同)

 そんな約束はしていないと言われ、困惑の態。これに対し山根氏に話を聞くと、

「活動費用に関して、具体的な数字は一切聞かされてません。明確な目的も方法も決まらないままに、デビュー日が決まり、猪木さんと神尊さんの二人が突っ走ってしまった。厳密には最初に神尊さんと会った時点で、猪木さんはすでに球団のPRアンバサダーではありませんでした」

 と神尊氏の言を真っ向から否定するのだ。

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