バラエティの「勝ち組」「負け組」 日テレが攻めた「ニノさん」ゴールデン進出の勝算

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「ジョンソン」の後はヒロミ、東野、中居

 10月からのバラエティ界はヒロミ(59)と東野幸治(56)の露出度が増す。2人は中居正広(51)とTBS「ジョンソン」(月曜午後9時)の後番組「THE MC3」でMCを務める。ヒロミはフジテレビの金曜午後9時台の新バラエティのMCにも起用され、東野は同じくフジ「オドオド×ハラハラ」(木曜午後9時)の後番組「この世界は1ダフル」のMCをSnow Manの渡辺翔太(31)とやる。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

「ジョンソン」はお笑いコンビのかまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨークの4組がメインのバラエティ。昨年10月に始まったが、視聴率が伸びず、9月までに幕を閉じる。

 10月に始まる後番組はヒロミ、東野、中居の3人がメインの「THE MC3」。5月6日午後9時から2時間にわたって放送されたスペシャル番組のレギュラー版だ。

 スペシャル版では3人がエンタメやスポーツに関するクイズの回答者になり、「誰が国民的MCに相応しいか?」を競った。視聴率は上々で、個人(全体値)は2.8%、コア(13~49歳に限定した個人視聴率)は2.9%だった。

 この時間帯の横並び順位を見ると、個人は6局中5位だったものの、最重要視するコアは同2位。裏番組だった当時の月9「366日」(月曜午後9時)の1.9%を超えた。

 コアで月9に勝ったことでTBSはレギュラー化に自信を持ったのではないか。レギュラー化のあとも月9はライバルだ。また、ヒロミ、東野、中居の人気を考えると、伸び代も期待できる。

「オドオド×ハラハラ」はお笑いコンビのオードリーとハライチがメイン。やはり視聴率に恵まれず、9月までに終了する。

 10月からの後番組は東野と渡辺翔太がMCの「この世界は1ダフル」。こちらも5月3日の午後11時から1時間10分にわたって放送されたスペシャル番組のレギュラー化である。

 スペシャル版では各界の一流人たちが人生で1番ワンダフルな話を披露した。こちらも視聴率は良く、深夜帯にも関わらず、個人2.5%、コア2.7%をマークした。ともに同時間帯で断トツ。フジも自信満々のレギュラー化だろう。

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