Snow Man・渡辺翔太の「歌唱力」問題はなぜ起こった? 「実力派との共演」激増で旧ジャニ勢の“メッキ”が

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ライバルとの共演が増加

 とはいえ、今回の問題は、はからずも他の旧ジャニーズアイドルにも“飛び火”してしまった。ネット上では、「THE MUSIC DAY 2024」に出演していたKing & PrinceやSUPER EIGHTの歌唱力に対しても疑問の声があがっている。

 レコード会社関係者は「ジャニーズ事務所の解体によってテレビ局の忖度が弱まり、これまで外されてきたライバル事務所のボーイズグループとの共演が激増しています。彼らと比較されることで、旧ジャニーズのタレントたちのメッキがどんどん剥がれてきました。今回騒動になっている渡辺翔太とヒュニンカイのコラボ歌唱は、実力差がはっきりとした典型的な事例」と話す。

 Snow ManやKing & Prince、SUPER EIGHTらが所属するSTARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)(東京・六本木)の福田淳CEOは、今年1月に公開されたKAT-TUN・中丸雄一のYouTube「中丸銀河ちゃんねる」に出演。グローバル化戦略として「フィリピン、インドネシア、マレーシアにすごいマーケットがある」などと世界進出を語った。ただ、海外公演を成功させている日本人アーティストのAdo、YOASOBI、ONE OK ROCK、BABYMETAL、藤井風、XGらはいずれも抜群の歌唱力を誇っている。

「世界進出に熱心なNumber_iの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人が事務所を辞めたのも、国内の仕事に専念するとバラエティーやドラマに忙し過ぎて、歌やダンスのレッスンが思うようにできないからです。個性的な歌い方を大切にするのは大事ですが、それが観客や現地メディアの厳しい目にさらされる海外で通用するとは限りません」(前出のレコード会社関係者)

 エンターテイナーとして世界に羽ばたくためには、実力を磨くことが先決のようだ。

デイリー新潮編集部

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