「信念など欠片もない政治家」選挙特番に出演した石丸伸二氏をXで13人の“オピニオンリーダー”次々批判 意外な共通点が

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繰り返される逆質問

 さらにライターの武田砂鉄氏(41)が石丸氏の著書『覚悟の論理』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)に《相手の問題は「どうなっても私は知りませんよ」と割り切れる》との記述を問題視し、政治家として適切な姿勢ではないとの主旨で質問を行った。

 ところが石丸氏は同じように「どこに違和感を覚えられました?」と逆質問。武田氏が説明を行っても納得しなかったのか「失礼ですが、本当に熟読されました?」と逆質問を繰り返した。

 これに武田氏は「熟読しましたね」と即答し、荻上氏も「めっちゃ付箋貼ってますね」とフォロー。石丸氏は納得したのか、武田氏の質問について「そういう風な思いでは言っていません」と否定した。

 フジテレビ系列では「Mrサンデー“七夕決戦”都知事選SP」を午後9時から放送。出演した元乃木坂46の山崎怜奈(27)が石丸氏に質問したところ、「前提のくだりが全く正しくない」、「ゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点が?」などと厳しい口調で難詰。山崎は出演後、SNSに「あー怖かった」などと投稿した。

石丸氏の敵対的な姿勢

「日テレでは小栗さんと古市さん、TBSラジオでは荻上さんと武田さん、そしてフジでは山崎さんが石丸さんのインタビューを行いましたが、石丸さんは常に冷笑を浮かべたり、相手の質問に逆質問で返したり、質問の内容にこだわり、イライラする様子を隠そうともしないなど、普通の政治家ならあり得ないような態度が目立ちました。ネットユーザーからは『石丸氏はパワハラ気質』、『パワハラが常態化していた以前の上司を思い出して息苦しい』など、高圧的な態度を問題視する投稿で炎上状態となりました」(同・記者)

 ちなみにTBSもYouTubeの公式チャンネルで午後7時30分から「【LIVE】小池百合子氏が当選確実 東京都知事選2024 開票速報&“最速”データ分析・結果【選挙DIG】」の配信を開始したのだが、出演したJX通信社の米重克洋氏(35)の質問に石丸氏は「なんという愚問」と回答を拒否。自身が掲げた政策「東京一極集中の是正」についても「TBSがあんまりそう報じなかったから響かなかったのかもしれないですね」と嫌味を言うなど、一貫して敵対的な姿勢に終始した。

 こうした石丸氏の言動を問題視する投稿は拡散を続け、投開票日翌日の8日ごろから一般のネットユーザーだけでなく、著名人もXで石丸氏の言動を批判する投稿が相次いだ。

出演者を擁護し、石丸氏を批判する声

 まずは“当事者”である武田砂鉄氏の投稿が話題になった。全文をご紹介しよう。(註:改行など一部の表記を改めた。以下同)。

《昨晩のTBSラジオ開票特番での石丸氏。これまで、相手が動揺したり絶句したりする場面を意図的に作り出し、優位に立っていると思わせる構図を作り続けてきたのだろうが、受け止めるほうが動揺したり絶句したりしなければ、一瞬で彼自身の不安定さが明らかになる》

 取材不足氏の投稿を引用し、古市氏を擁護するポストをXに投稿したのはタレントのラサール石井(68)だ。

《典型的な石丸論法。これだけ見てもどんな人間かわかるじゃん。はじめて古市を応援した。いや、なんでみんな票入れた?》

 元乃木坂46の山崎怜奈を労ったのは、元明石市長の泉房穂氏(60)だ。また泉氏はフジテレビの特番で、石丸氏が橋下徹氏(55)には丁寧に説明したことについても驚きを示した。2本の投稿をご紹介する。

《何も間違ったことを言っていないのに、「正しくない」と断定され、さぞ驚かれたと思う。それでも臆せずに「教えていただけますか」とか、「すみません不勉強で」といった受け答え、立派で誠実な対応だったと私は思う。それにしても、石丸伸二氏の対応が不思議でならない……》

《山崎怜奈さんに対する対応と、橋下徹氏に対する対応とが、大きく違っていることにも驚いた。自分を評価してくれる人と、素朴に質問をしてくる人とで対応を変えるというのはどうなんだろう。私への対応は予想外にフレンドリーだったが、ホンネはどうなんだろう……》

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