【虎に翼】37歳になった寅子 物語全編に横たわる「キーワード」と「伏線」 後半の「戦い」を考察

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寅子と桂場は「水源」を守れるか

 朝ドラことNHK連続テレビ小説「虎に翼」が8日から第70回台に入った。全130回の予定なので残り約50回余。これからの注目点、物語の全体像を考えてみたい。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

 1931年という設定で始まった物語は現在第70回台。1951年になっている。17歳の女学校生徒だった主人公の猪爪寅子(伊藤沙莉)は37歳になった。これから先はどうなるのか。また物語の全体像はどうなるのだろう。それを考えたい。

 第1の注目点は、寅子と最高裁人事課長の桂場等一郎(松山ケンイチ)が、「水源」である法律を外圧から守り続けることが出来るかどうか。...

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