中居正広も異論…巨人の「名前なし」ユニフォームは賛否両論 OBが代弁する選手が思っていること
球場とテレビは別!?
「もちろん巨人ファンがチームについて様々な意見を述べるのは自由ですし、それでプロ野球界が盛り上がるのも事実です。とは言え、新ユニフォームの件だけは、あまりにも安易な異論がネット上に投稿されているのではないかと懸念しています。なぜなら巨人は、新しいユニフォームのコンセプトを、ファンの皆さんへ丁寧に伝えたからです。行き当たりばったりの改悪ではなく、ユニフォームの刷新を通して『巨人は個人よりチーム』という哲学を明確にしました。これは筋が通っているはずで、ファンの皆さんは新ユニフォームをもっと積極的に支持してもいいのではないか、と思ってしまいます」
広澤氏は「もし球場に足を運んでもらえれば、新ユニフォームが持つ意外な“メリット”に気づくかもしれません」と言う。
「テレビやネットで試合を観戦していると、背中に書かれている名前は綺麗に映ります。しかし私が年齢で視力が弱くなっていることも大きいのでしょうが、球場で試合を観戦していると、背中に書かれている名前は意外に読みにくいことに気づきます。一方の背番号はどの席に座っていても、本当によく見えます。球場で新ユニフォームを見たことのないファンはぜひ足を運んでください。『意外に背番号だけのユニフォームもいいかも』と考えが変わるかもしれません」(同・広澤氏)
背番号を重視する選手
広澤氏が最も訴えたいのは、選手が背番号を非常に重視していることだという。
「王貞治さんは背番号1、長嶋茂雄さんは3、掛布雅之さんは31、とスター選手の背番号はファンが覚えてくれます。若手選手は『自分も背番号を覚えてもらえるような選手になりたい』と思いながら厳しい練習に励みます。背番号に特別な重みを感じ、車のナンバープレートやキャッシュカードの暗証番号を同じ番号にする選手も多いです。大谷翔平選手がエンゼルス時代の背番号17を大切にし、ドジャースでも別の選手から17を譲ってもらったのは記憶に新しいでしょう。プロ野球選手にとって背番号を覚えてもらうことほど嬉しいものはありません。巨人ファンの皆さんも、どうか選手の背番号を覚えて、名前の書かれていない今のユニフォームでも問題ないと思っていただきたいです。そうすれば誰よりも巨人の選手が喜ぶでしょう」(同・広澤氏)
註:中居正広が巨人の“名前なし”ユニホームに注文「入れたほうがいい」(東スポWEB:6月30日)