中居正広も異論…巨人の「名前なし」ユニフォームは賛否両論  OBが代弁する選手が思っていること

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 ニッポン放送は毎週土曜の午後11時から「中居正広 ON&ON AIR」を放送している。元SMAPの中居正広がパーソナリティを務めるラジオ番組で、6月29日の放送では「プロ野球・巨人のユニフォーム」が話題となった。すると東スポWEBが記事を配信するなど、大きな注目を集めた(註)。

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 中居が熱烈な巨人ファンであることはよく知られている。この日、リスナーから「ビジター用ユニフォームの感想」を求められると、番組は一気に盛り上がった。

 担当記者は「中居さんの発言を正しく理解するには、巨人のユニフォームが2023年のシーズンから新しくなったことに触れる必要があります」と言う。

「2023年の新しいユニフォームは、前年22年の11月に開かれたファンフェスタで披露されました。その際、背中側は背番号しかなく、名前が書かれていないことが大きな話題になったのです。18年に巨人の監督に就任した原辰徳氏が『勝つことが最大なる目標であり、巨人軍は個人軍であってはならない』と発言したことを踏まえ、“個人”の名前を消したユニフォームにしたそうです。MLBでもヤンキースとレッドソックスが同じデザインで知られています。両チームとも『選手よりチームが重要』という哲学が反映されていると言われています」

 だが、かなりの巨人ファンがSNSに「名前が書かれていないと誰なのか分かりにくい」などの不満を投稿。さらに23年のシーズンが終わった10月、巨人OBの堀内恒夫氏が自身のブログに「来シーズンのユニフォームにはどうか名前を入れてください」と書き込み、「やはり名前があったほうがいいのでは?」という議論が再燃した。

中居は「背番号だけ」を否定

「今季の巨人はビジターユニフォームを刷新し、23年11月のファンフェスタでお披露目されました。目玉は『TOKYO GIANTS』を意味する『TG』のビジターロゴが70年ぶりに復活し、高級ブランドのティファニーとコラボしたデザインが話題になりました。しかしファンの注目が最も集まったのは、やはりユニフォームの背中に選手の名前が書かれていなかったことだったのです」(同・記者)

 リスナーから感想を求められた中居は「今までの歴代のビジターのユニホームの中で一番かっこいい」と大絶賛。その後も「一番いい」を何度も繰り返した。

「ところが『背番号の上に名前がないんですよ、ジャイアンツだけ』と続け、2022年からの議論を蒸し返したのです。中居さんは筋金入りの巨人ファンらしく、『巨人軍は個人軍であってはならない』との言葉も正確に引用し、ユニフォームに名前が書かれない理由を要領よく説明しました。その上で『僕は名前を入れたほうがいいと思いますね』との意見を披露したのです」(同・記者)

 こうした議論を巨人OBはどう見ているのか、野球解説者の広澤克実氏に取材を依頼した。広澤氏は1995年から1999年まで巨人でプレーし、当時の監督は長嶋茂雄氏。そして広澤氏が着ていた巨人のユニフォームは背中に名前が記されていた。

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